コラム
2025/08/09

「キャッシュフローの見える化」が経営判断を変える!

前回のブログでは、
キャッシュフローには「営業」「投資」「財務」の3つの流れがある、という話をお伝えしました。

今回はさらに一歩進んで、
「キャッシュフローをどうやって日々の経営に活かすのか?」
というテーマに入っていきます。


キャッシュフローが“見えている”経営者は少ない

私がこれまで多くの美容室オーナーさんとお話してきた中で感じるのは、
「利益の把握はしているけど、キャッシュの流れまでは追えていない」
という方がとても多いということです。

でも、実際の経営判断って、キャッシュ(現金)の動きが見えていないと誤った判断をしてしまうことが多いんです。

たとえば…

  • 「利益が出ているから大丈夫」と思っていたら、資金ショート寸前だった
  • 設備投資をしたけど、タイミングが悪くて支払いが重なり苦しくなった
  • 借入の返済が始まって、思っていた以上にキャッシュが減っていった

こういった声、実際にたくさん聞きます。


キャッシュフローの「見える化」とは?

では、キャッシュフローの“見える化”とは具体的にどういうことか。

シンプルに言えば、

「今月いくら現金が入って、いくら出て、最終的にいくら手元に残るのか」
これを毎月、数値として可視化できている状態です。

ここでは、ざっくりとした3ステップをご紹介します。


ステップ① 毎月のキャッシュフロー計算書をつけてみる

キャッシュフロー計算書というと難しそうに聞こえますが、
要は現金ベースの損益計算書みたいなものです。

  • どれだけの売上が入金されたか
  • どれだけ支払いがあったか
  • 設備や融資の返済などがどれくらいあったか

これを、エクセルや会計ソフトなどを使って毎月まとめるだけで、
経営の見え方がガラッと変わります。


ステップ② キャッシュ残高の“未来”を予測する

キャッシュの見える化ができるようになったら、
次にやるべきは**「未来の資金繰り予測」**です。

例えば…

  • 今月は家賃とスタッフの賞与支払いがあるから現金残は○○万円まで減る
  • 来月は材料費の支払いが集中するから早めに売上を上げたい
  • 借入金のボーナス返済が来月あるから、投資は再来月以降にした方がいい

こんな感じで、未来の現金残高が見えてくると、経営の判断がめちゃくちゃ早くなります。


ステップ③ 利益とキャッシュを“両方”見るクセをつける

美容室経営では、つい「売上」や「利益」だけに目が行きがちです。
でも、本当に大事なのはその利益が「現金として手元に残っているかどうか」。

  • クレジット決済の入金が遅れていないか?
  • 固定費が徐々に膨らんでキャッシュが流出していないか?
  • 借入の元本返済が想定よりも多くて、資金繰りを圧迫していないか?

こういった**“利益とキャッシュのズレ”**に気づけるようになります。


経営の“安心感”が変わる

キャッシュフローが見えるようになると、
感覚や勢いだけに頼った経営から卒業できます。

  • 今月はいくらの現金が残るから、広告費に○○円使っても大丈夫
  • 設備投資は来月以降の方が安全に進められる
  • 借入金の繰り上げ返済をした方が、長期的に得になる

こういった判断が、「安心感」と「自信」をもってできるようになるんです。


まとめ:キャッシュフローは「見えた瞬間から」経営が変わる

経営の世界では「見える化できていないものは、改善できない」と言われます。
キャッシュフローもまさにそうです。

現金の出入りをただの“感覚”で捉えている間は、
いつまでたっても「お金が残らない…」という悩みから抜け出せません。

だからこそ、数字に強くなる第一歩として、
キャッシュフローの“見える化”にぜひチャレンジしてみてください。


次回予告!

次回は、実際の経営で**「キャッシュフローを改善するにはどうしたらいいか?」**という実践編に入っていきます!

売上を増やすだけじゃない。
コストを減らすだけでもない。
「キャッシュを増やす経営」のポイントをわかりやすくお伝えします!

【コンサルタント型美容ディーラー】株式会社ADAW 和田浩

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