コラム
2025/08/02

キャッシュフローを把握するには、まず「3つの流れ」を分けて考える!

前回のブログでは、
「利益は出ているのに、なぜお金が増えないのか?」という疑問に対して、
キャッシュフロー(お金の流れ)という視点が大事だとお伝えしました。

では、実際にキャッシュフローを把握しようと思ったとき、
いったい何から手をつければいいのでしょうか?

今回のテーマはここです。


キャッシュフローには「3つの流れ」がある

まず押さえておきたいのは、キャッシュフローは大きく分けて
「営業キャッシュフロー」「投資キャッシュフロー」「財務キャッシュフロー」
という3つの視点に分けて考えるということ。

難しく聞こえるかもしれませんが、美容室経営に落とし込んで考えればシンプルです。


① 営業キャッシュフロー(本業のお金の流れ)

ここは、いちばん重要なキャッシュフローです。
日々の営業で、いくらの現金が「入ってきて」「出ていって」いるのか。

たとえば:

  • カット・カラーなどの売上
  • 商品販売の売上
  • 仕入れや材料費
  • スタッフ給与や家賃、水道光熱費 など

本業の活動だけで、ちゃんと現金が増えているか?が問われます。

この営業キャッシュフローがプラスであることが、健全な経営の条件です。


② 投資キャッシュフロー(設備投資など未来への支出)

こちらは、将来の利益を生むための「投資」に関するお金の流れです。

たとえば:

  • 新しいシャンプー台やセット面を導入した
  • 店舗改装や機器の買い替え
  • スタッフ教育のためのセミナー費用

このキャッシュフローは、お金が一時的に減ることが多いですが、
未来の売上につながる前向きな出費であることも多いです。

ポイントは、**この支出がちゃんと回収される設計になっているかどうか?**です。


③ 財務キャッシュフロー(借入や返済の流れ)

最後に、借入や返済、オーナーの役員報酬など、「お金の調達と返済」に関する流れです。

たとえば:

  • 銀行からの融資でお金が入ってくる(+)
  • 借入金の返済をしてお金が出ていく(-)
  • オーナーが個人的にお金を入れる or 引き出す

このキャッシュフローが多くを占めている場合は、
資金繰りの維持に依存している経営になっていることもあります。


キャッシュフローを把握する“第一歩”とは?

この3つの分類を理解したら、
まずは営業キャッシュフローに注目することをおすすめします。

営業キャッシュフローは、美容室経営の“体力”を表すもの。
ここがマイナスということは、本業で赤字ということです。

  • 売上が上がっていても、仕入や人件費のコントロールができていない
  • 顧客数が減ってきて、売上の先細りが始まっている
  • クレジット決済が増えていて、入金タイミングと支払いタイミングにズレがある

こういった状況が、現金を減らす大きな要因になります。


お金の「出入り」ではなく、「流れ」で考える

よくある間違いは、
「売上がいくら」「仕入れがいくら」と単体で見ることです。

大事なのは、一連の流れとしてお金を見ていくこと

  • 仕入れた商品が、いつ売れるのか?
  • スタッフを雇ったことで、生産性は上がっているのか?
  • 高単価メニューに集中した結果、回転率が落ちていないか?

こうした視点で見ていくと、利益とキャッシュのズレが徐々に解消されていきます。


まとめ:キャッシュフローの「3つの視点」を持つだけで、経営の見え方が変わる

利益が出ているのにお金が増えない…
そんなときは、今回お伝えした3つのキャッシュフローを使って、自分の経営を分解してみてください。

  • 営業キャッシュフローはプラスか?
  • 投資は回収できる計画になっているか?
  • 借入金に依存しすぎていないか?

この3つの視点を持つだけでも、経営の見え方は大きく変わっていきます。


次回予告!

次回は、さらに一歩踏み込んで、
「お金の流れの見える化」をどうやって日々の経営に活かしていくか?
という実践的なテーマをお届けします!

【コンサルタント型美容ディーラー】株式会社ADAW 和田浩

OTHERS

CONTACT

CONTACT
お電話でのお問い合わせ
052-212-7456
monday - friday 9:30 - 18:30

お名前*

メールアドレス*

タイトル*

お問い合わせ内容*